演習コース

ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky 1866-1944)】

exercise

小屋哲雄講師による演習コース講義

【芸術家は、語るべき何かをもたねばならぬ。形態を支配することが彼の課題ではなく、この形態を内容に適合させることが、その課題なのだから。芸術家は人生の幸運児ではない。すなわち彼には、責務を免れて生きるような権利はない。彼はしばしば、彼の十字架ともなる苦しい仕事を成し遂げねばならぬのだ。自分の行為や感情や思想、それら全てが繊細で手で触れることは出来ないものであるが、しっかりとした素材を形作り、そこから自分の作品が生まれるのである。また、それだから、彼が自由であるのは人生においてではなく、ただ芸術においてであることを彼は知らねばならぬ。
ワシリー・カンディンスキー ( Wassily Kandinsky 1866-1944 )

演習コースは、既成の美術表現に捉われないで、美術そのものを、自由な制作や演習を通して学ぶコースです。

毎回テーマを設定し、講義と制作・講評会で様々な表現を学びます。古代から現代アートまで、幅広く美術を考えます。それによって、「発想力」を強化する事が目的です。造形芸術における指導はその人の実力に合わせて行われるのが通常ですが、一般的にどうしても教えられないものがあります。それは「発想」です。「発想力」とも言い換えられますが、たとえば、絵を描いている時に「バックにこういう色や形を入れたらいいのではないか」「このモチーフはこのように変化させてもいいのではないか」という閃き、これが「発想」です。演習コースでは毎回様々な演習や講義などを通して芸術の底力を形成していきたいと思います。それはきっと皆さんの日頃の制作に役立つでしょう。また、ご参加の会員様同士の活発なコミュニケーションの場としても活用していきたいと思っています。