それでは、今回の課題「歯車オブジェ」の作品をご紹介したいと思います!
今回は全員参加で大変質が高く、ブログでも展覧会形式でご鑑賞いただければと思います。
まずはサトミちゃんです。木炭紙に木炭・白のガッシュで描きました。歯車オブジェの特徴もよく掴んでいますね。
線的な要素と面的な要素の絡み方が絶妙なデッサンです。
マムマムさんの油彩です。
地下世界の機械帝国のような表現です。電球と月の色がモノトーンの歯車の世界をとても魅力的に見せています。
人物や歯車の表現が大変達者ですね。
スズキさんです。
水彩とペン画で描かれました。2点並べた時の響き合いが歯車の動きそのものだと思います。
前回に描かれた四角い歯車・動かない歯車も面白かったですが、更に完成度が上がったと思います。
スズキさんの水彩ペン画です。
遠近感の出し方とアクセントが絶妙ですね。
構造だけを取り出したものです。これだけでも絵になっています。
マーちゃんの作品です。
国立西洋美術館の構造を取り出して課題とリンクさせました。
常設展示室の入り口から昇っていくところを丁寧に再現しています。
こちらの新聞記事を参考にしてみて下さい。忠実なのが伝わりますね!
丁度、西洋美術館ではル・コルビジェ展が開催中でしたし、タイムリーな作品でした。
コルビジェは絵画よりも建築物の方が遥かに良いですが・・・というか、ピュリスムごときでキュビズムを否定するのはあり得ないと思います。
研究テーマの選択は至高にして重要であります。
最後はきなちゃんです。
これは凄い!同テーマの連作です。絵画・写真・オブジェと様々な表現形式で挑戦されました。
タイトルも決め、キャプションも作るという丁寧さです。
オブジェはライオンをイメージされています。正面から。歯車がたてがみに見えます。
横から見ると目玉クリップを上手く使っていますね!
チョコレートの缶の蓋を台座にしてサインをいれるのもいいですね!
斜めから見るととても奥行きがあるのが分かります。ライオンのリアルさも伝わります。
絵画は技法がミクストメディアで、色々な手法が入っています。凄いです!
鋲を効果的に張り付けています。タイトルは「不完全な連動」。
オブジェをモノクロ写真にして、タイトルは「束の間の休息」。マン・レイ風の作品です!
こちらは、フォト・コラージュです。
表現手法の幅の広さに驚きです!この作品にも鋲が使われていて、作品同士に統一感を出しています。
全て並べると圧巻です!よく拘って頑張ったと思います!
鑑賞会も盛り上がりました!
きなちゃんの説明にも熱が入ります!
今回の演習コースは具体的なモチーフの展開という意味で大変有意義だったと思います。
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演習コース