記念すべき第20回目の演習コースです。
今回は前回の続きで、「自作のオブジェを絵画化する」がテーマです。
前回から本日までに制作したオブジェをモチーフにしてF3カンヴァスに描いて頂きます。
最終的には立体と平面の2つがセットになって成立する作品を目指します!
既にカンヴァスに描き始められている会員様もいます。
スズキさんはご自宅でオブジェを色々制作されてきました。
カンヴァスには、本日からの制作です。
ケイコさんはご自宅でかなり描かれてきました。
今回、油彩画で制作です。
筆でペガサスの羽を丁寧に描写されています。
背景はナイフでたっぷり絵具を乗せて描いていきます。
サトミちゃんはカエルの色彩がカラフルになったので、それに対応するために、カンヴァスにはモノトーンで描いていきます。
カトちゃんは複雑な地形図のオブジェを元に、初のアクリル画に挑戦です。
みなさん、それぞれの表現で、密度が付いてきました。
それではディスカッションの始まりです!
スズキさん、オブジェの中心の球を赤く着色しました。
平面作品も近い表現で違和感はありません。
ややまとまりすぎな感じもありますが。
ケイコさんの作品です。
精神的な世界観が深い構成になりました。
サトミちゃんの作品。
虹色のカエルと記号的な構成のモノトーン平面作品です。
このようにカエルを平面の上にセットして作品として一体化させていきます。
平面作品だけ見てみましょう。
カエルの形態が断片的に使用されています。
カトちゃんの作品。
まだ途中ですが方針が見えてきましたね。
4人の作品を同時に観るとこういう雰囲気です。
自作のコンセプトを語るスズキさん。
アルプ的な表現ですがそれは偶然の産物の様です。
結局、粘土ベラは抜けませんでした。
スズキさんの作品に意見を述べるサトミちゃん。
紙粘土のカエルの配置の意図など、色々とお話するサトミちゃん。
拘りが凄いです。
やはり、この位置がピッタリくるようです。
足の指の形が反復されているのが面白いです。
この作品には色々な意見が出されました。
完成度の高さがそうさせているのだと思います。
カトちゃんの作品です。
立体と平面の関わりをどのように解釈したのかを語ります。
初めてカンヴァスにアクリルで描いた事に対する苦労話も聞けました。
油彩画とはまた感触が違って、戸惑いがあったようです。
最後はケイコさんです。
ご自身にあった出来事を精神的に高めた作品です。
その想いをいっぱい語って頂きました。
シートと、ボウルを取っても手のオブジェは自立しました。
この方がスッキリと見えます。
斜めの角度からも美しい作品です。
両手の形は平面の下部にも現れています。
平面作品だけ観てみましょう。
ケイコさんの優しい気持ちが素直に伝わると思います。
さて今回、スズキさんが他にも立体作品を持ってきて下さったので最後にそれをご紹介します。
作品1です。ピカソのような形態です。
側面から。
反対側から。
作品2です。演奏する人物。顔の表情などいいですね。
側面から。
反対側から。
作品1と2を合わせて絵画化しても面白そうですね!
さて次回の第21回演習コースは、12月14日(土)17:00からの開催です。12月は第2土曜日になります。ご予約はお早めにどうぞ!