演習コース

第14回 演習コース(2013.3.2開催)

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今回の演習コースのモチーフは、雑誌「一個人」2013.4月号「イタリア・ルネサンス絵画入門」を自由に扱って、「光」をテーマにして制作するという内容です。
本の内容に沿った光でもいいし、もっと斬新な現代の光でも良いという様々な捉え方で考えられるテーマにしました。
 

みなさん、「一個人」の記事を吟味します。
内容が内容なだけについつい熟読しそうになってしまいますが、そうすると制作時間がなくなってしまいます(笑)。
 

スズキさん、いろいろな角度から「光」を捉えようと努力しています。
 

カトちゃんも塾考中です。
図版がとても綺麗な一冊なので色々と目移りしますね。
 

斉藤さんは早くもイメージが固まったようです。
紙をアクリルで黒く塗り、有名なボッティチェリのヴィーナスを貼り始めます。
 

N中さん、雑誌広告のワイン瓶の写真に注目しました。
 

斉藤さん、なんとヴィーナスが切断されました・・・!
 

カトちゃんは素材を収集中です。
色々なタイプの光に注目しているようです。
 

スズキさん、ミケランジェロのピエタをメインに、パステルで背景を描いています。
 

N中さんは幾何学的なデッサンになりそうですね。
 

さてそろそろディスカッションの時間が迫って参りました。
 

斉藤さんの作品です。
ボッティチェリのヴィーナスとミケランジェロのアダムをモチーフに、ご自身の恋愛体験などもおりまぜた複雑な光の表現になりました。
アクリルとパステル、コラージュと、混合技法の面白さも出ました。
 

スズキさんはミケランジェロのピエタ像のコラージュを中心に様々な慈愛の光に注目されました。
パステルを上手く使って、かえって意図しなかった光の表現まで出現するという高度な作品になったと思います。
 

カトちゃんは「愛の光」「照明の光」「Powerの光」と3種類の光を設定し、それに合う図版をコラージュしました。
ブランカッチ礼拝堂の窓からモナリザが覗いているなど、面白い工夫だと思います。
ここから、文字の扱いと余白の処理に注意が必要です。是非続きを描いてみて下さい。
 

N中さんはワインから溢れる光が、聖なる光として礼拝堂の扉から注がれるというテーマです。
もっと光が感じられるように描き込めば良いデッサンになりそうですね。
 

自作を語るカトちゃんです。
今回、とても高度な内容でしたがみなさん自分なりのテーマを発見してよく頑張ったと思います!
さて次回第15回演習コースは、4/6(土)17:00からになりますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください!

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