さてヒュッテ創設メンバーの1人N倉さん、遂にペインティングナイフだけで描く油彩画の研究に着手です!そのため、まずナイフオンリーで描かれた富士山の風景画を図版から模写し、その手法で静物モチーフを描くという順番で研究することに致しました。熟練ながらも若いパワー溢れるN倉さんならではの発想ですね!これがその模写です。模写とはいえN倉さんの個性も充分に現れていますね。
富士山山頂です。白絵具のナイフ厚塗りが効いてます!
雲も綺麗です。下地の青との関係も明快でいいですね。
徐々に下に降りてきますが(笑)樹海でしょうか。ナイフのエッジで上手く描いています。佐伯の時代は油彩画というとナイフ中心での描写が流行りでした。筆はあくまでも画面全体を整える道具だったのです。今はどちらかというと筆中心の描写が多く、ペインティングナイフとパレットナイフの区別もつかない人がいるのは悲しいことです(笑)。
小屋も色味豊かでいいですね。爽やかで堂々としています。
水の表情、しっかりとした厚塗りパートで仕上げました。絵具の厚みの影があるのに注目!今、N倉さんは秋らしい静物画をこのナイフペインティングで制作中です。完成が待ち遠しいですね!