T所さんの「金魚すくい」モティーフ油彩、完成です!T所さんはこのモティーフをデッサンから初めたのですから、実に長い夏でしたね。大勢の生徒さんが描いたこのモティーフもやっと終了です。皆さんお疲れ様でした!モティーフさんもありがとう!流石にデッサンをじっくり描いてからほぼ同じ構図で描いたので構造がしっかりした油彩になりました。いい具合に肩の力も抜けていい感じです。
地の青をしっかりのせたので迫力のある色面になりました。布の質感が出ていないとご本人は仰っていましたが、その代わりに絵の中で充実した「青い色面」を手に入れたと言えます。
右側には夕顔をアレンジしました。横向きの花の雰囲気がもう少し出せたらBESTでした!
ほおづき綺麗ですね。「部分点描」という、徹底的に点描画を描いたT所さんならではの技法です!葉の葉脈、あと一歩?
最後まで苦労されたのがこの花瓶の映りこみです。よく描けています。こういう場合、白い光が「白」に見えてはいけません。あくまで「光」であるべきなのです。この花瓶の光も中央はこれでいいですが右の光はやや弱めでもよかったかもしれないですね。
紙風船と煉瓦の質の差が綺麗です。紙風船の中央銀紙のシルバー感もよく出てますね。
すだれも面白いですね。細い線がかすれているのが棒と棒の間の影って感じです。
いろいろと疑問があると単刀直入に質問が飛んでくるT所さん、その積極性が絵に現れています。次回いよいよ船の大モチィーフ!どんなT所世界が展開されるか楽しみですね!!