第34回演習コースは2回シリーズで、「配布されたLKカラー紙を自由に変形させ、
それをモチーフに素描する」がテーマです。
2013年1月12日開催の第12回演習コースや、新宿・銀座のメッツ絵画教室でも主任講師として行った課題ですが、とても勉強になるテーマですので新しいメンバーと共に気持ち新たにこのテーマを考えていきたいと思います。
ご参加の方々、LKカラーの特殊な光沢を観察したり、様々にイメージされています。
本日演習初参加のマーちゃん、細かく紙をカットしています。
第12回演習コースで傑作を作られたスズキさん、新しい発想で挑戦です。
テスト用用紙で昔のコンピューターのような紙を作ったきなちゃん。
「鑽孔テープ(さんこうテープ)」や「穿孔テープ(せんこうテープ)」と呼ばれる昔のPCの「記憶媒体」のイメージです。
最後の参考画像2点を参照して下さい。
スズキさんも凝った造形を作っています。
ディスカッションはサトミちゃんからスタートです。
慎重に立体をセットしています。
LKカラーの、鏡の様に映る特性に注目されました。
蛇腹の形に折った紙を浮かせ、LKに映し、
だまし絵のような立体に見せたいという狙いです。
鉛筆デッサンで制作予定です。
美しい形態です。
シンプルで無駄がありません。
デッサンが楽しみです。
続きましてスズキさんです。
山脈の表現です。
画用紙で実験的に制作した後LKでも作りました。
これだけでもとても雄大です。
立体作品とデッサンの関わり方に緊張感があると思います。
水彩・墨・鉛筆で作品を描く予定ですと語るスズキさん。
LKの裏を拝見しますとこのような緻密な線が引かれていました。
計画的に折り目を付けているのがよくわかります!
きなちゃんです。
時間の流れの表現がテーマです。
この白いオブジェは画用紙で実験的に制作したもので、本番はLKで作ります。
昔のコンピューターがはじき出す細長い紙「鑽孔テープ(さんこうテープ)」のような世界です。
LKで作るとどうなるかが楽しみですね。
作品の解説をするきなちゃん。
演習コース初参加のマーちゃん。
万華鏡のような立体を制作しました。
中を覗かしていただくとこんな感じ。
外見からは想像できない、複雑な形です。
この世界観をいかにしてモノクロの平面作品にするか、色々な意見が出されました!
今日描かれたドローイングも面白いです。
ラストはマムマムさんです。
丁寧にセットされています。
シンプルで洗練された立体ですね。
ピラミッド型の形や階段状オブジェ、球状の形態が独特です。
上から見ても面白いですね。
カッコイイです。
今回はできるだけシンプルな要素で平面作品を描きたいと抱負を語っておられました。
楽しみです。
さて次回第35回演習コースは6月6日(土)17:00からになります。
ご希望の方はお早めにお申し込みください!
参考画像1 鑽孔テープ
参考画像2 鑽孔テープ
演習コース