第19回演習コースは11月の第20回と2回シリーズで行います。
今回は「自作のオブジェを絵画化する」がテーマです。
本日は配布されたモチーフの紙粘土で自由にオブジェを作って頂き、次回それをモチーフにしてF3カンヴァスに描いて頂きます。
最終的には立体と平面の2つがセットになって成立する作品を目指します!
配布モチーフは紙粘土、粘土シート、粘土ヘラ、ボウル、F3カンヴァスです。
「紙粘土なんて久しぶり!」と、ご参加の皆さんは嬉しそうに立体を作り始めました。
最終的には絵にすることを考えて作る必要があります。
スズキさんは丸い形を制作中です。
ケイコさんは手を主題にされるようです。
マスミちゃん、何やら不思議な形が出来始めています。
サトミちゃんはヒュッテの陶器カエルをモチーフに作り始めました。
斉藤さんもじっくりと粘土を練っています。
スズキさんは真ん中に穴のある形です。
抽象的なイメージです。
ケイコさんは2つの手が合体しています。
影絵遊びの鳩のような雰囲気ですね。
マスミちゃん凝ってますねー。
シートに印刷されているグラフを上手く利用して地形図的なものを制作しています。
サトミちゃん、カエルの親子ですね。
背中の形がハートになっていますw
斉藤さんも凄い!塔でしょうか?
仏教的な雰囲気もありますね。
それではディスカッションの始まりです!
皆さんの作品を集めるとなかなかに圧巻ですね。
スズキさんの作品です。
動きがとても面白いです。
中央の球は赤く着色する予定です。
ややアルプ的な表現になりました。
2カ所の矢印の先を見てください。
粘土ヘラが刺さっています。
これも造形上のポイントに見えます。
ケイコさんは手を2つ組み合わせたモチーフです。
ボウルを地球に見立て、平和のシンボルのようなオブジェですね。
皮膚の質感を粘土ヘラで細かく描き込んだのが絵画的な仕事で面白いです。
マスミちゃん、よく出来た作品です。
山・川・波・イルカ・建築物を作って面白い世界観を表現しました。
グラフの格子を上手く使いましたね。
これは可愛い!サトミさんのカエルです。
モチーフの親子カエルと2ショットですね。
サトミさんはお持ち帰りになっておうちで着色の予定です。
このように、とにかく作りたいものを作るという姿勢も大切です。
斉藤さんの作品です。
「広がりと上昇」がテーマですが、とても風景画的な塔のある世界にも見えます。
ボッシュの作品にも通ずるところがあると思います。
自作を語るスズキさん(右)です。
アルプに似たのは偶然だったそうですね。
作品に刺さっているヘラは乾燥後抜くご予定だそうですが、他会員さんからは「抜かずにそのままの方が良いのではないか」と意見が出ました。
自作を語るケイコさん。
2つの手をバランスよく立たせるのに苦労されました。
自作を語るマスミちゃん。
有機的なものと無機的なもの、相反する2つの要素を組み合わせて新しい世界の構築が目的の作品です。
自作を語るサトミちゃん。
カエルの顔をリアルに絵の具で描くか、カエルの顔の断片だけを描いてニュアンスを感じさせるようにするか考え中です。
スズキさんや斉藤さんの男性陣からは断然、後者がおススメでした。
自作を語る斉藤さん。
「広がりと上昇」に拘って作ったと力説中。
1番高い塔の中には粘土べらが芯として使われています。
今回1作品に付き全員に意見を述べてもらって、ディスカッションも大変盛り上がりました!
さて次回演習コースは11月2日(土)17:00からになります。
本日の続きでいよいよオブジェをモチーフに絵画にします。お楽しみに!
演習コース