油彩画 絵画教室で描く!美晴ちゃんのまるで祭壇のような油彩画F8 Tweet 2015.09.26 by 哲雄先生 0 第7回ヒュッテ展で出品された作品です。 美晴ちゃんの最新油彩画です。 ヤギの置物・ケルトスカル・様々な木の実を台上にセットして描きました。 ヤギと木の実は私物です。 あまり細部の描き込みはしていませんが、それがかえってこの作品の魅力を高めていると思います。 バックの暗色も、雰囲気を高めています。 ヤギの表情がとても良いですね。 白っぽい色にマティエールをしっかりつけたので存在感があります。 左右の角の距離感もよく出ました。 ヤギの首まで筆のマティエールがしっかり乗せられました。 バックの何層にも塗り重ねた色とよく合っています。 限定された色彩の中で色幅をしっかり作れましたね。 ケルトスカル(ケルト模様の入った骸骨)と木の実が溶け込むように描かれています。 木の実は必要なものだけ描いていて、それも面白い工夫になっていますね。 ヤギの前に置かれた木の実は、松ぼっくりがメインになって展開しています。 カンヴァスの目も綺麗に出ましたね。 複雑なグレーに幅があります。 黒と茶を何層にも塗り重ねたバックです。 まさに「黒と茶の幻想」ですね! 1つだけ離れた木の実が画面のバランスをとっています。 この1粒に力が入ります。 台のアイボリー色も絵具の厚みを付けました。 サインはその厚い絵具を彫って描きました。 筆で入れるサインとはまた違った面白味があります。 ご自身の描きたい世界を追求する美晴ちゃん、これからも楽しみです!