演習コース 第77回 演習コース(2019.10.5開催) 「安野光雅の表現」 Tweet 2020.04.21 by 哲雄先生 0 第77回演習コースは、2019年7月から8月まで平塚市美術館で開催された「安野光雅展 絵本とデザインの仕事」を鑑賞し、その時受けた刺激を元に、自分なりの安野光雅の世界を表現するのがテーマです! この展覧会は安野光雅作品の集大成ともいえる内容で、大変充実していました。 マーちゃんは凝ったコラージュで作品を作ります。 切り絵の世界観ですね。 きなちゃんは木炭デッサンです。 今回デッサンと立体の2作品制作しました! スズキさんは風景スケッチを元に展開しています! マーちゃんの作品です。 とてもカラフルで、奥の深い作品になりました。物語性が強く、安野的な要素をマーちゃんの感覚で表現していますね。暗闇に光る眼がこの作品を楽しいながらも一種不気味な雰囲気にしています。大蛇には虎屋の羊羹の包装紙を使っていますね。 スズキさん、流石のタッチですね。 線の強弱で空間が出来ています。所々に配置された人物が特徴です。 きなちゃんの木炭デッサンです。 蝶がメインモチーフになっています。立体作品をセットなので構成的要素が立体的な感じです。中央に余白のような空間があるので全体に息苦しさがありません。フレームのような枠を入れたのも成功しています。 きなちゃんの「飛び出す絵本」的な作品、切り絵が洗練されています! 見事ですね。安野以上かもです。 こちらが立体のエスキースです。 自分の手と鉛筆、消しゴムなどが入っているのがいいですね。よく見ると左手親指に虫が止まっています。付箋紙やクリップも込みで作品のようです。 上から見ると本当に蝶が2匹、花に止まっているようです! 中国の伝統的な切り絵にも由来しています。美しいシンメトリーです。 安野光雅の絵本を熱心に見るスズキさん。今回は異色の課題でしたが如何でしたか? 本日ご参加出来なかったマムマムさん、サトミちゃんの作品も楽しみにしています! 今後またこのような課題もやりたいと思います。