演習コース 第30回 演習コース(2014.12.6開催) Tweet 2014.12.27 by 哲雄先生 0 「バラを抽象的に表現してみよう」その2 第30回の演習コースは「バラを抽象的に表現してみよう。その2」です。 モチーフとして大輪の赤いバラをお配りし、それをまず具体的にスケッチしてから、有色の抽象画へと展開させるという内容です。 実技の続きに先立ちまして、11月29日(土)に「アートラボはしもと」にて開催致しましたワークショップ「バラからイメージを広げる抽象画講座」の様子をスライドでご紹介しました。 こちらは、また改めてその内容をヒュッテHP上でアップしたいと思います! こちらは、きなちゃんの制作風景です。 色々な色彩でバラの花びらを塗り分けている参加者の石堂さん。 マーちゃんの制作風景。 華やかな作品です。 てつお先生、ワークショップ指導中です。 サトミちゃん、マムマムさんはアートラボはしもとのWSには未参加でしたので、興味深くご覧になっていました。 次回,、来年2月の演習コースで、参加者様の作品をスライドでご紹介する予定です。 さて本日は前回、第29回の続きです。 マムマムさんは自宅でかなり制作されました。 カンヴァスの側面の表情まで考えられました。 ここまで緻密な表現になっているとは! 驚きのサトミちゃんです。 マムマムさんから表現の苦労話も聞けましたね。 サトミちゃんは前回の続きからです。 自由な色と形がさらに増えていきます。 マムマムさんは、さらに細部を詰めて完成度を上げていきます。 放射線状の線の角度も重要ですね。 カンヴァスの側面にまでラインが入っています。 サトミちゃん、葉脈の要素を増やしていきます。 本日、参加者2名ですが作品の質が高く、緊張感があります。 ではディスカッションの始まりです! サトミちゃんの作品、かなり手が入りました。 「バックの色を葉脈のひび割れたような模様で埋め尽くし、面と線で構成して棘(緑三角)や花を浮き上がらせたい」とのコンセプトです。 「『地』と『図』の関係を複雑化しました。 前回、スズキさんに言われた『綺麗で優しい感じ』は、守りたいと思って描きました。」とのお話をされました。 「密度ばかりではなく、力が抜ける所もつくりたかった」と決意を新たに語られました。 マムマムさん絶賛です! マムマムさんは、2013年の忘年会のスライドに映し出されたサトミちゃんの演習作品を観て、演習コースご参加の決心をされたそうです。 さてマムマムさんの作品です。 「バラがはじけて、生まれるイメージ」に終始して、制作しました。 光沢のある、綺麗な油彩画になっています。 画面が光りやすいので、角度を変えての撮影です。 バラの部分は複雑化され、マットな塗りで、完成度の高い作品になっています。 マムマムさんは今回、「造形的」な要素を中心に表現されました。 サトミちゃんはそれに対して「心情的」な部分の話をされました。 「上部のバラが透けている、ドロップのような形」にそれを感じられたようです。 自作を解説するマムマムさん。 造形的・心情的の両面でとても質の高い作品になっております。 今後の展開が楽しみですね! さて、2015年1月の演習コースはお休みになります。 次回は2月14日(土)17:00からになります。 ご希望の方はお早めにお申し込みください!