デッサン

絵画教室で描く!ますみちゃんのアフリカの大モチーフ鉛筆デッサンA2ボード

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アフリカの大モチーフ、今回はますみちゃんの大画面鉛筆デッサンのご紹介です。
A2ボードという大画面に鉛筆だけで描きました。
初めは画面が大きすぎたかな?と多少不安もありましたがモチーフを描いていくうちに大画面に描く鉛筆デッサンの魅力に取りつかれていったようです。
全体感も綺麗ですし、空間もとても魅力的なデッサンになりました!
ボードは画用紙とは又別の質感で、鉛筆の食いつきやすべりも違います。
そこが却って新鮮だったようです。
 

画面が大きいのでアフリカの人もゆったりと描けました。
黒の発色が大変きれいです。
首飾りの微妙な調子の幅や、耳飾りの大胆さも流石の描写力でこなしています。
右上から光が射し込んでいるのが分ります。
崇高な雰囲気が出ました。
 
 

お腹から下半身にかけて、細かい模様(彫り)もうまく表現できました。
鉛筆は鉛が主成分ですのでどんどん描くと黒光りします。
そこが木炭との大きな違いなのですが、ますみちゃんは思いっきり黒光りさせて、木像の重厚感を出すのに成功しています。
 
 

像の足元にかけてもよく観察して描いています。
台座に対してやや不安定な角度で像が立っているのですがその不安定な雰囲気もいいですね。
フローリングの床も手を抜かずに描いています。
 

棕櫚の葉も強弱を効果的につけて、空間を狭くしない様に工夫しています。
アフリカの人に近い葉は、やや明るめに描いて顔や肩、腕回りの空気感の邪魔にならないように工夫しました。
 

自然枝の梯子と神像ティキです。
枝や紐、ティキの描写も綺麗ですが、バックの布に映っているカーテンの影がとてもいいですね!
浅い平面的な空間ですがそこが魅力的です。
 

メキシコの自然木の器と果物です。
木目や演奏する人物、太陽、果物の突起が丁寧に描かれています。木の台も安定感がありますね。
 

アボリジニでの原始の生活が刺繍された布に皿に乗った肉、バナナ、煉瓦、ガラス瓶もとても緻密です。
鉛筆の使い方、芯の種類も多種多様です。
ガラスの透明感も上手く出せたと思います。
 

横構図で見るとこんな感じです。
台座に使った絵具箱の金具まで描いています。
床も丁寧ですね。
 

サインもシンプルに描きました。
ここまで大きなボードで描く鉛筆デッサンはなかなかお目にかかれません。
7月のヒュッテ展で額装されたこの作品を観るのを楽しみにしていてください!
ますみちゃんの今後の制作の核となる1枚になりましたね!

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