アクリル画とは、石油化学の発達によって画材メーカーが生産可能になった比較的新しい絵具です。油絵具の様に自分で作成することは難しく、メーカーの異なる製品の混色などは難しいといった性質があります(油絵具では、異なるメーカー同士の混色も可能です)。
現在一般に購入できるアクリル絵具のほとんどは水溶性であり、これは乾燥が極めて早いことと、乾燥後に耐水性となる性質から、手軽な絵具の1つとして人気があります。
無臭なので、油絵具の独特な匂いが苦手な人にも適しています。
最初のアクリル絵具は、アメリカの絵具会社「ボクー」が開発したMagna(マグナ)という製品です。
これは、テレピン油で溶くアクリル絵具でした。モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ロイ・リキテンスタイン達がMagnaを使った巨匠です。
特に、ルイスの絵画は、マグナの開発無くしてはありえなかったと言っても良いでしょう。
ただ、マグナには色々と健康上の問題もあって、使用する人は限られていました。
その後、1958年に、同じくアメリカの絵具会社「パーマネントピグメント」が販売を開始した水性のアクリル絵具により急速に普及しました。
水性絵具であるのにカンヴァス(アクリル用カンヴァス)にも描け、厚塗りも可能でしかも乾燥が早く、油絵具との併用(下地として)も出来ます。
細かいハッチングなどにも適しています。ジェルメディウム、モデリングペーストなどのマティエール材料も豊富です。
ただ、混色には弱く、自分で混色して色を作るよりは、イメージする中間色のチューブを買ってきた方が良い色が出ます。
そういう理由から、アクリル絵具の中間色チューブの種類は大変多いのです。
下記画像をクリックすると拡大画像・コメントが見れます。(拡大画像が表示されない場合)
巨匠のアクリル画作品
会員作品
体験教室のご案内
アトリエヒュッテではアクリル画の体験教室がございます。
予約制となっておりますので、ご希望の方は 042-766-1799 または
体験教室・入会申込等 お問い合わせフォームからお申し込み下さい。
体験教室で描かれた作品
体験教室の内容(2時間)
参加費用 |
4,400円(税込)(F4カンヴァス代込み) |
開催日時 |
平日(月曜-木曜日) 土・日曜日 |