こんにちは!
ブログの更新が大変久しぶりになりました。
パンデミック以来、久しぶりの海外旅行で
初めて行く国を“タブレットを日本にお留守番させて”楽しんでおりました。
類似した国は行った事があっても国が変われば全く別!
新たな刺激をたっぷり受けて創作意欲への充電はバッチリです!
この“類似してても別!”は旅行先以外にも他のものにもよく当てはまるな…と思っています。
絵画教室のブログなので“絵”で言いますと
“鉛筆で描くデッサンと木炭で描くデッサン”は
どちらもデッサンでモノクロの仕上がり
“油彩と水彩”は
どちらも筆を使って描いて(概ね)カラーの仕上がり
共通点は多いけれど、やっぱり別もの!なんですよね。
けれど、
別ものとは言いながら、類似したものでの経験はバッチリ役立ちますし、
基本は同じだったりもします。
絵画で言うとやはり“デッサン力”
モチーフをしっかりと観察する力と
基本的な物の描き方というのは画材が変わったとしても多いに役立ちます!
そして、このデッサン力の成長を実感出来る瞬間というのがいくつかあるのですが、
しみじみと「私、デッサン力上がってるんだな〜」と思えるのが
“画材を変えた時”です。
・・・と、いう事で今回のブログは
デッサン課程を終え初めてチャレンジした水彩画の作品をご紹介したいと思います!
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水彩(F4)
作者:セキドさん
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初めての水彩画・・・というと、
ありがちなエピソードとして“紙がたわむばかりで絵の具が全然のってない・・・”
というのがあるあるなのですが、
セキドさんの作品は見事、あるあるにひっかからずに、
しっかりと絵の具をのせて鮮やかな彩度も保ちながら完成されていますね!
「絵の具で描くんだから、絵の具がのってるのが当たり前でしょ?」
と思った方は恐らく、絵画鑑賞をしていてもあまり描いた経験のない方か、
油彩しかした事がない方かもしれません。
水彩画、非常に段取りが重要で、鮮やかに仕上げるには一筆一筆が一発勝負!というシーンが多いのが特徴です。
そんな、緊張感のある画材でしっかりと仕上げるには
モチーフを観察する力や描く工程をしっかりとイメージする力がとても大切で、
そのいずれもやはり鍛えるには“デッサン”なんですよね・・・
なので、デッサン課程をしっかりと取り組んだセキドさんの作品は
初めての水彩画とは思えないほど、
しっかりと随所で勝負されていて、制作工程の組み立ても良くできていらっしゃるので、
絵の具が意図せず濁るという事もなくとても美しい画面だと思いました。
そして、セキドさんのデッサン力と制作工程の組み立て力で、
機会があったらぜひ“透明なモチーフを透明水彩だけで描く”にチャレンジして頂きたいと個人的に思いました!
水彩で透明な物を描くはなかなか大変だと思いますが、
コツを掴むと水彩で描くのが更に楽しくなると思うのでぜひ!
また、普段、油彩やアクリル、鉛筆デッサンで「基本何でも描けます」という方にも
“透明水彩で透明なモチーフの静物画を描く”はオススメです!
普段駆使している表現テクニックの数々が制限されるので、
自分の基礎力の見直しが出来るな〜と私はお気に入りの定期画力チェック方法なのでお試しください。
「言ってる事はわかるけど、普段使わない画材を使うのはちょっと大変だな・・・」
と思った方、アトリエヒュッテは画材使い放題のアトリエなので
画材を一から揃える必要もなければ、
モチーフも豊富に揃っているので
“いつもと違う”や“新しいチャレンジ”がとてもしやすい環境です!
どんどん絵が上手くなりたい!
色々な画材で様々な表現に挑戦したい!
という方はアトリエヒュッテでの絵画制作がオススメです!
アトリエヒュッテが気になった方は
ぜひ体験教室の申し込みからご検討ください。
それではまた次回のブログで!