ブログ

絵画好きさんへのオススメ小説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは!

あらゆるメディアで“上半期”のまとめ的な内容と
“下半期”の予想が繰り広げられていますが、
みなさんは“まとめや振り返り”と“未来の予想”
どちらの方により興味がありますでしょうか?

“どちら”と聞いておきながら申し訳ありませんが、
私は両方興味があります。
この時期よく見かける“ベスト○○”や“今年の後半の運勢予想”などはまず無視できません。

そんな季節の風潮に合わせて、この時期の私は
“私的ベスト○○”をあちこちで聞かれてもいないのに発表します!笑

このブログでも聞かれてもいないのに発表しようと思います!

しかも

“ベスト展覧会”や“ベスト画材”ではなく

“ベスト小説”

2023年上半期、つじゆみ的ベスト小説は…

“〈あの絵〉のまえで” です!!

※今年発売された新刊というわけではなく、
つじゆみが今年の上半期に読んだ中で勝手にベストに選んだだけです。

“〈あの絵〉のまえで” の作者の原田マハ先生はキュレーターとしてご活躍された事もある
大変造詣の深い方で、原田マハ先生の作品は特に絵画好きは
ページをめくる手を止められない、読み進める事を中断出来ない程、
作品の中に入り込んでしまうものが沢山あります!
このブログを読んでくださっている“絵が好き”なみなさんの中でまだ
原田マハ先生の作品を読んだ事がないという方がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひ手にとって頂きたいです!

“〈あの絵〉のまえで”という作品は短編集なので、
普段あまり読書はしないよ…
という方もとても読みやすいと思います。
この短編集は6つの絵画、6つの美術館が登場します!
きっとみなさんが知っている、見たことがある絵画や美術館が登場すると思いますよ。

また、過去に私が読んだ原田マハ先生の作品の中で
ヒュッテブログの読者の方に1つオススメする作品を選ぶとしたら…

“たゆたえども沈まず”という作品を推したいと思います!

なぜこの作品を推すのか!それは、絵画教室に通っている方、
美術館に行く方、絵画に興味のある方に圧倒的に支持されている
19世紀末のパリで活躍した画家や画商達の生き生きとした姿が
“ゴッホ”という人物の物語として描かれているからです!

いつも美術館や画集で目にしている名前が次から次えと物語に登場し、
自分自身もまるで19世紀末のパリで燃える様な心でアートに向き合う人達と
一緒に過ごしているかの様な感覚になれます。

凄くないですか!?あのゴッホや19世紀末の画家達と
友達になった様な感覚になれるって!!

“一緒に過ごしているかの様な感覚”と言えば!
私、今年の上期、いや直近で

ま さ に

“一緒に推理して歩いた気分”になれるミステリ小説を2冊読みました!

“キン肉マン 四次元殺法殺人事件”と
“爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー”です!

作者はどちらもおぎぬまX先生です。

まず“キン肉マン 四次元殺法殺人事件”ですが、
キン肉マンの基礎知識がゼロに近い私でも
登場するキャラクター達に愛着が湧くと言いますか、
読んでいるとまるでアニメ作品が頭の中で放映されているかの様な…
そんな感覚になる作品です!
この作品で“キン肉マン”という超有名ギャグ漫画の扉を開く決心がついたので、
最新話に私が追いつく頃までに
ぜひ「第二弾決定!」というお知らせがあったら良いなぁ…
と強く強く思っています。

そして最新作“爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー”ですが…
本当に出版してくださってありがとうございます宝島社さん!
とまず出版社にお礼を言いたいです。
と、言いますのも毎年注目している方が多い
“『このミステリーがすごい!』大賞”の最終候補になっていた作品で、
もちろん私も注目していて
「ぜひ読みたい!」と思っていた作品だったからです!

作品の舞台は、なんとアトリエヒュッテからすぐそばの町田!

ミステリ小説ですので、もちろん殺人事件が起こります…
けれど、この作品、タイトルにもある通り
殺人犯は“正義のヒーロー”です!
ヒーロースーツに身を包み、町田の悪を退治します!
…これだけなら恐らく私は
「ふーん…やっぱり大賞の作品だけ読もう」となるのですが、
この犯人が身を包んでいるヒーロースーツが
まさかの“主人公がかつてデザインしてお蔵入りになってしまったスーツ”
なんですよ!
そんな事言われてしまったら気になってしょうがないじゃないですか!!

読み終えて、改めてこの小説「本当に面白い!」そう思いました!
ただ、これは出来れば帯に書いて欲しかった…

“一部子どもには読ませたくない描写があります”と…

いいんです。
幸い読書好きの親戚の子どもとかに勧める前に気がつけたので、
けれど、エレガントな表現を好む友人に勧めてしまいました…

作者のおぎぬまX先生に一言言いたい…

そう思っていたら、なんと!
池袋でサイン会をしてくれるというではありませんか!

これは、絶対に作者に物申しに行きたいと思います!

「面白い作品です!夢中で読みました!
でも…一部ノットエレガントが過ぎます!!
サイン会の後のヒーローショーめちゃくちゃ楽しみにしてます!」
(以前、おぎぬまX先生のサイン会に伺い、
 かつてないサイン会の構成にどハマりしてしまったので、
 正直、物申すよりヒーローショーを何よりも楽しみにしています。)

そう言いたいと思います!

6月25日(日)17時に池袋ムーブメントスタジオ!!
立ち見は年齢的にキツいので、
ヒーローショーが始まる18時直前ではなく、
開場時間の17時を狙って行きたいと思います!

サイン会とヒーローショーについては
おぎぬまX先生のTwitter(@oginuma_x)をご確認ください。

ここまで読んでくださった方、
「こんなに“おぎぬまX先生の作品”について熱いのに…
 なぜベスト小説にしないんだ?」
そう思う方もいらっしゃるでしょう。
なぜ、ベスト小説がおぎぬまX先生の作品ではないのか…

それはもちろん

「ノットエレガントだから」

ではまた次回のブログで!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*