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絶妙に難しいセッティングでデッサン

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こんにちは!
みなさんは“絵”上達してますか?

「早く上手になりたい!」という方の多くは
“時間をみつけては練習”をされているのではないかと思います。
そして、もっと多くの方は
“時間がなかなかとれなくて練習出来ていない”のではないかと思います。

時間が取れない…という方は
ぜひスクーリングで絵の時間を強制的に作る事をオススメしたいのですが、
スクーリングを推したいもう一つの理由が、
「得意なものばかり描けない」というところにあります。

“絵が上手い人”どの様な人を思い浮かべますか?
色々ご意見はあると思いますが、
やはり上手いの定義の一つに“何でも描ける、表現できる”と言うのがあると思います。
「絵が上手くなりたい!」とそう思っている方は
「描けないものが最近見当たらない…」という状態を目指して
ぜひ練習に励んで頂きたいです。

かく言う私も練習に励まないと…そう思っている矢先、
私の苦手なセッティングで描かれたデッサンを発見しましたので
紹介したいと思います。

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鉛筆デッサン(F4)
作者:キョウコさん
制作時間:14時間
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アトリエヒュッテ名物モチーフの一つ
民芸品のお面が壁にかけられ、
その横にニンニクも下げられている
そんなセッティングでのデッサン…

キョウコさんはきっと、とても真面目で熱心な会員の方なのでしょう!
私なら絶対にもっと簡単に描けるセッティングにしてもらえる様交渉していると思います。

このセッティング“設置面が壁”つまり設置面が“画面の一番奥だけ”になります。
静物デッサンの多くは台の上にモチーフを置き、
設置面も手前から奥まであり更に奥の壁までも距離があります。
とても雑な言い方をすると
「手前をしっかり濃く描いて、奥をぼんやり薄く描けば立体感は出る」ので、
手前と奥というモノを絵の中で操作しやすいのですが…
このモチーフの様に壁かけにされてしまうとその操作が途端に難しくなります。

しかも…

黒っぽいお面と白いニンニク…
壁を上手に表現しないと空間が歪んでしまいがちでこれまた難易度が高い…

キョウコさんは去年2022年の5月に入会されたという事ですが、
この難題セッティングに挑んでしっかりと仕上げられていますね!
きっとこのデッサンを仕上げられた後、
次の作品を描く中で確実に上達を実感されているのではないかなと思います!

過去のブログ記事でも書いていると思いますが、
ヒュッテのモチーフセッティングは
良い意味で“絶妙に意地悪”です。
“簡単には描けない、けれど、頑張れば仕上げられる”
そういった絶妙なセッティングです。

この絶妙セッティングは指導する事のプロでないと難しいので、
「本や動画を見て絵の練習をしているけど上手くならない」
「毎日絵を描いているのに上達していない気がする」という方は
ぜひ指導のプロ“先生”に直接上達のアシストをしてもらいましょう!
個人差があるので明言は出来ませんが、
自力で練習するよりも確実に早く描ける様になると思いますよ!

今回のブログは冒頭からスクーリングを推すところから始まりましたが、
なぜかというと“指導してくれる先生”はもちろんですが
“同じ空間で制作して切磋琢磨できる仲間”や“身近で目標としたい人”に出会えるのも
スクーリングの良さだからです。

“先生”“仲間”“目標”を見つけたい!という方は
ぜひ、アトリエヒュッテの体験教室に参加する事から始めてみてください!

ヒュッテは10代〜80代まで全年代在籍していて
画歴も初心者から10年以上の上級者まで様々なので、
非常に参加しやすいです。
特定の年代や性別、画歴の方で固まっている教室だと
「もしかしたら浮いてしまうかも…」と不安に思う事もあるかもしれませんが、
そういった心配もなければ、
レッスンそのものは個人のレベルに合わせた指導をしていただけるので、
レッスンについていけないという心配もありませんので安心です。

【体験教室のリンク】

※現在、土・日は満席のため、体験教室は平日のみの受付です。
※アトリエヒュッテは少人数でのレッスンです。
 体験教室の方も通常レッスンの方と同じ様に人数をカウントして席を予約いたします。
 日程をよくご確認の上、予約して頂きますようお願いいたします。
※10代も在籍していますが、美術系学校の受験対策のレッスンはありません。

それでは、また次回!

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