こんにちは!突然ですが…「綺麗な絵はお好きですか?」
みなさんのご意見は様々だと思いますが、
私は“美は正義”を掲げ“綺麗”はもちろん“可愛い”も全部まとめて大好きです!
そんな美しいものを愛してやまない私が今回のブログでご紹介するのは、
6月12日(月)迄、国立新美術館で開催中の
“ルーヴル美術館展 愛を描く”です!!
愛を描いた作品がルーヴル美術館から厳選されて日本にやってきたこの展示会。
控えめに言って「鑑賞しやすい」です。
ルーヴル美術館…本当に広いですよね。
単純に広いから観るのが大変というわけではなく、
展示作品数が多過ぎて…
それも超偉大な画家達のマスターピースが次から次へと現れます。
モナリザに1秒も目を合わせずに美術館内を歩く私の父ですら
1日で観てまわるのは大変…と言ったくらいです。
館内が広いだけでなく展示作品の数が多いだけでなく…
凄いオーラを放つ作品達が次々に目の前に現れるのは
最初こそ大興奮ですが、途中から明らかに疲れます。
オーラに酔ってしまうんですよね…
人酔いならぬ(巨匠の作品の)オーラ酔いとでも言いますか。
しかも、作品のテーマが様々で感情も乱高下…
1日中、心を揺さぶられ続けることに…
感情を揺さぶってくれる作品との出会いは素晴らしいものですが、
1日で揺さぶって良い回数や幅の限界って人それぞれある気が私はします。
そう、充実感や高揚感が優位になれるヴォリュームってあると思います。
そこで、今回ご紹介する展示会です!
ご紹介する展示会は特定の画家の作品を集めた展示ではなく
“愛を描いた”作品だけの展示です。
作者は様々だけれど、一貫して表現されているものは“愛”
様々な愛が描かれますが、愛という枠の中です。
どんなに揺さぶられても愛の枠の中。
展示数も厳選されているので多過ぎるという事はなく、
かと言って物足りない…なんて事もない絶妙なヴォリュームです。
さっきから展示のヴォリュームの話ばっかり、
それならブログの冒頭は「適度なヴォリュームの展示会は好きですか?」が正しいんじゃない?
なんてツッコミを入れられてしまいそうですが、
この展示会は紛れもなく“綺麗な絵”の展示会です。
なぜなら“アモル”という“愛の神様”が描かれた作品が多く展示されているからです。
過去に神話をモチーフにした絵を観たことがあるという方は
きっとピンと来ているのはないでしょうか?
そう、神々を描いた作品は大抵美しいんです!
さて、お待たせしました!
美しい愛の神を中心に愛溢れる美しい作品をご紹介したいと思います!
———
この作品展のプロローグとして入場するとすぐに出迎えてくれました!
愛くるしいキューピッドが!!
この絵のキューピッドが何をしているか分かりますか?
ハートが描かれた丸い的を囲って何やらお祝いをしています。
丸い的をよーく見ると…
描かれたハートの真ん中に見事に矢が当たっています!
この絵はキューピッドの矢が誰かのハートを射て
“誰かが誰かを愛する気持ちが生まれる”そんな場面が描かれています。
あっ、ついつい“キューピッド”と慣れた呼称で言ってしまいましたが、
“キューピッド=アモル”です!
アモルは子どもの姿で、しかも複数人で描かれたり
美しい青年として描かれていたり…
丁度、アモルが様々な姿で描かれる話をしたのでこの絵を紹介しましょう!
この絵でアモルは美しい青年として描かれています。
背中の翼と弓矢は子どもの姿でも青年の姿でも描かれる彼のトレードマークです。
そして、アモルがキスしている美女は“プシュケ”という人間の女王様です。
この絵のタイトルは《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》
この絵が描かれたのは1789年、
この頃のフランスでは自然風景の中で愛を育む純愛物語が
文学や美術の世界で流行していた様で、
当時の人々の憧れる美しいシーンを描いたものだったのでしょう。
もちろん2023年の今でもこの絵はため息が出るほど美しいです。
ため息が出る美しさでいうと
昨今よく耳にする“ボーイズラブ(通称BL)”的な作品も
これまた妖艶な雰囲気と美しさで描かれています。
ギリシャ神話の若い男神アポロンと美少年キュパリッソスの物語を題材にしたこの作品。
可愛がっていた鹿を誤って殺してしまったキュパリッソスが嘆き悲しんでいるのを優しく支えるアポロン。
美しい神と美少年の麗しいワンシーン!
綺麗なものは本当に素晴らしい!
麗しい愛の世界を満喫してすっかり上機嫌になった私を出迎えてくれたのは、
これまた可愛いマスコット!!
(もちろん購入しました!可愛い姪っ子達のために)
「なんだか見た事ある」と言う方も多いかと思いますが
“すみっこぐらし”という女の子に人気のキャラクターが
なんとアモルに扮した可愛い姿に!!
このぬいぐるみで私は姪っ子達からの愛を持続したいと思います。笑
———
“ルーヴル美術館展 愛を描く”に興味を持っていただけましたでしょうか?
“ルーブル美術館”のネームバリューと“厳選された綺麗な愛の絵”の力で、
「普段はあまり美術館には行かないな…」という家族や友人などを誘っても良いかもしれません。
ぜひ、“ルーヴル美術館展 愛を描く”で美しい絵画の世界を満喫してくださいね。
————————
ルーヴル美術館展 愛を描く
会期 2023年3月1日(水)〜6月12日(月)
休館日 火曜日(5/2は開館)
開館時間 10:00〜18:00(金・土曜日 10:00〜20:00)
※入館は閉館の30分前まで
会場 国立新美術館(東京・港区)
※予めチケットを購入してから行くのがおすすめです!
————————
それでは、また次回!