こんにちは!今回のブログ記事は絵画ではない展覧会のご紹介です。
今回の展覧会はファション!それもとびきり優雅で華麗なブランド!
“クリスチャン・ディオール”の展覧会です。
ところで、ディオールでお馴染みのこのブランドですが、
日本に最初に上陸した西洋のファッションブランドだという事をご存知でしょうか。
「日本人が洋装を始めたのって明治維新の頃だよね?」とそう思うでしょうが、
学校の教科書の挿絵や写真を思い出して下さい。
そう、明治維新の頃に洋装していたのは特権階級に限定されたもので、一般的に洋装が普及浸透したのは戦後の女性の社会進出が叫ばれた頃の事です。
女性達が着物から洋服へと着替え始めた転換期に現れたのが“クリスチャン・ディオール”です。
1953年には秋冬コレクションを携え、東京、大阪、京都、名古屋でショーを発表し、
「オートクチュールメゾンとして初めて日本で開催されたショー」として話題になりました。当時の日本人女性達がディオールの美しいディティールの洋服に魅了されたというのは言うまでもありませんね。
そんな、日本の洋装文化の歴史を語る上で欠かせないディオールですが、
ディオールが生み出した数々のデザイは「日本の美へのオマージュ」と言われています。
今回の展覧会では、そんなデェオールと日本の美の絆を称える展示という事で早速みていきましょう!
早速、分かりやすく日本的なドレスが展示されています。
浮世絵や着物は世界に誇る日本の美ですから当然と言えば当然ですかね。
ディオールの手にかかると和服もこんなにもモードなドレスになるんですね…
オートクチュールのための試作品の段階で既に折紙や日本画的なものを感じますね。
ここからは、皆さんもこのドレス見た事あるかも…と感じるドレスがちらほら!
見覚えありませんか?
そう、ディオールの香水のCM等で使用されたドレスも並んでいます。
庭園に迷い込んだかの様な展示もとても素敵でした。
こちらの展示は一変、最高にゴージャスな空間になっています!
ゴージャスと言えば!
今回の展覧会の会場2フロア使ったいるんですが…
2フロアを生かした圧巻の展示がこちら!
「こんな展示空間初めて!」と思わず言いたくなる様な素晴らしい空間ですね!
本当にずっと眺めていたくなりました。
絵画や彫刻などの“アート”とは一見異なる様に思われるドレスの展示でしたが、
いかがですか?ディオール氏のドレスへの哲学や美の追求はアートの領域だと私は思っています。
皆さんもぜひ東京都現代美術館でクリスチャン・ディオール、夢のクチュリエを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ
会期 2022年12月21日(水)〜5月28日(日)
休館日 月曜日
開館時間 10:00〜18:00
※展示室入場は閉館の30分前まで
会場 東京都現代美術館 企画展示室1F(東京・江東区)
※日時指定予約ができるので、予約してから行くのがおすすめです!
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それでは、また次回!