アクリル画

エキゾチックなカエル

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こんにちは!突然ですが、画材の個性、活かせていますか?
皆さんそれぞれにお気に入りの画材というものがあると思いますが、
そのお気に入りの画材の個性つまり良さは活かせていますでしょうか。

画材のもつ個性とモチーフの持つ個性
そして、作者の表現の個性の3つが揃うと絶対に良い絵になると思っている私に
その3つが揃った作品の情報が届いたので、皆さんにもご紹介したいと思います。

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アクリル画(F6サイズ)
作者:リーさん
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まず、色が良いですね!
アクリル絵の具の持つカラッとした鮮やかさが
画面の中でぶつかり合ってエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

モチーフの木彫りのカエルは目には力強さを繊細に表現しながら、
体や特に足元の部分には木彫りらしい少し粗い彫刻刀の跡に
絵付の上から塗られたニスの独特のテカリもよく表現されていて
民芸品ならではの存在感がしっかりと描きとられていますね。

背景のブルーもよく見ると面白い絵肌が作られていて、
これもアクリルの得意とするところだなと感じました。
単色の背景も絵肌そのもので変化をつけ陰影を作る事で主役のモチーフを引き立てつつ
複雑な画面にする事ができてとても素敵だと思いました。

この、布の表現ですが、とても水彩的な滲みが使われていて
ビビットな画面の中に軽さと抜け感が生まれていて、
木彫りのカエルの重量感や存在感を一層強める役割を担っているなと感じました。

背景の水色を絵肌で表現し
オレンジの布は水彩らしい表現
メインモチーフのカエルはしっかりとした描き込みで表現
と一枚の絵の中で様々な見せ場があり
見る度に発見のある作品です。

この、リーさんの作品は最初にお伝えした
画材とモチーフと作者の3つの個性が揃った
素晴らしい作品だと思いました。

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今回ご紹介した作品を描かれたリーさんですが、
ヒュッテに入会されて1年ほどと聞いて驚きました!

自宅でも絵筆を積極的に持っていらっしゃるんでしょか?
画材に触れる時間を継続的に作る事が絵の上達には欠かせないと改めて感じました。

今日から、いや、今から毎日絵を描くぞ!と毎日絵を描ける方も万年三日坊主な方も
ヒュッテの体験教室で、今一度上手になるぞ!と気合いを入れてみてはいかがでしょういか。

【体験教室のリンク】

体験教室は技術的な事はもちろんですが、
最後の講評会で自分の絵を客観的な意見をもらえるのは上達の最大の近道です。
講評の内容を元に次の作品を更に良いものに!
そうやって描いていく事が、描き続けていく事が自分の描きたい絵を描くのに
一番必要な事だと思います。

それでは、また次回。

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コメント

  1. コージ より:

    本当に素晴らしい作品と思います。つじゆみ先生?の評価メッセージ通り 色の表現力が目が留まります。次回の作品が楽しみです。りーさん

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