木曜午前に通われているOさんの新作油彩画が完成しました。
深みのある色彩、重厚な表情でモチーフを克明に描写しています。バックの布の影にもモチーフに入っている色彩を取り入れて飽きのこない、いつ見ても楽しめる画面に仕上がっています。ではディティールを見てみましょう。
インドネシアの堅い木で出来たシマウマのお面です。
本当のシマウマのような縞模様を入れて立体感を出しています。形の流れがそのまま明暗の流れになっていて大変綺麗ですね。耳の色も工夫されています。
BEER看板のアンティーク栓抜きは、カンヴァスの布地を生かして下色を見せ、上から重厚な絵具で描き起こしています。
モチーフの形態を上手く掴んでいますね。その前にあるブーケは細かく描き込んでいます。
家のオブジェです。試行錯誤の跡が感じられます。
絵具を付けたり取ったりすると、思いがけない効果が得られる事があります。
石、魚の骨のオブジェ、チェック布もしっかり描きました。
ガラス瓶は白のハイライトが効いています。赤の発色と魚の緑の関係が絵のアクセントになっていますね。ますます磨きがかかってきたベテランOさんの油彩画、これからも楽しみです！
