ーアトリエヒュッテ出張所、トキー
こんにちは。アトリエヒュッテ出張所のトキです。
今回は書籍の紹介をさせて頂きます!
『増補改訂 7日でうまくなる油絵 初級レッスン
12色でここまでできる 静物画・風景画』
著者: 小屋 哲雄
誠文堂新光社
定価(税込)1,980円
ISBN978-4-416-71935-0
電子書籍あり
(立ち読みできます!)
https://www.yondemill.jp/contents/42535
そうです!我らがアトリエヒュッテの哲雄先生の書籍
『7日でうまくなる油絵初級レッスン』の増補改訂版が出版されました!
「画材と基本のテクニック」から「7日でうまくなる静物画」「7日でうまくなる風景画」
そして色々なアレンジ方法・色彩と技法のギャラリー。
今回はさらにページ数も増え見応えたっぷり。
どんなページが増えているんでしょう!
『増補改訂版 7日でうまくなる油絵初級レッスン』を早速開いてみましょう!
『contents
「画材と基本のテクニック」P8〜P44
「7日でうまくなる静物画」P46〜P66
「7日でうまくなる風景画」P68〜P104
「12色でできるマチエール」P106〜P122
「色彩と技法のギャラリー」P123〜127』
新しく「12色でできるマチエール」が追加されています!
そして「色彩と技法のギャラリー」も新しくなっていますね。作品がたくさん!
追加部分は後ほど紹介させて頂きます。
まずは最初のコンテンツ、「画材と基本のテクニック」から。
「画材と基本のテクニック」
最初に揃える道具の説明が細かに書かれています。
油絵の具も基本セットの12色から。基本セットはこれだけで使う色全てを作ることが可能だそう。
その他に必要な道具、筆やパレット、小皿や古いタオル。
テレピン(絵の具の濃度や粘度を調節するために使う揮発性油)
フィキサチーフ(下絵や絵の具を定着させるために使うスプレー)など。
画材の使い方から筆のお手入れの仕方、溶き油の種類と使い方など
初めての方でも分かりやすく書いてくださってます。嬉しい!
「りんごのデッサン」から始まり、「色で遊ぼう」の章ではマスターしたい色の基本パターンが!
これは是非とも覚えたい!
基本をしっかり学んだら次は「7日でうまくなる静物画」です。
モチーフの選び方から使う色の準備、下色のつけ方も載っていますよ。
「モチーフの質感を出す塗り方」「描きながら身につける混色の基本」
「困った時は?」など技法のQ&Aコーナーもあってとても分かりやすいです。
続いて「7日でうまくなる風景画」
私の中では敷居が高かった風景画。こちらも丁寧に下絵の起こし方から書いてくださっているので
描けるかな‥という不安が吹き飛びます。木や建物の塗り方のテクニック、明暗をつけるコツなど
知りたかったことが載っています!
色の作り方も細かに教えてくださっていて
例えば「空の色の作り方」
パーマネントホワイト+ウルトラマリン+ローズマター(5:1:少量)
そしてその色と完成した色まで描かれています。とても勉強になりますね。
そして、今回追加された『12色でできるマチエール』です。
マチエールとは絵の具の質感がそのままモチーフの質感になる技法です。
こちらがまた素敵!!
『奥行きのある雲』から始まり、色んな空の描き方が載っています。
私はこのマチエールのページがとてもお気に入りです。
見ているだけで楽しい!(いや‥描きなよ‥と思われる方、一度見てください!)
わぁ、こんな風に描くんだぁ‥と気がついたら時間が過ぎています。
『うろこ雲』『入道雲』『夕方の雲』どれも美しく
それに続いて
『光る水面』『滝』こちらも描いてみたい!と読んでいるだけでワクワクします。
『プラタナス』『針葉樹』『切り株』『白樺』の描き方も面白いです。
そして‥さらにさらに!
『石の階段』『コンクリート壁』
こちらもぜひ読んで頂きたいです!石の質感がすごく出ています。
その他にも『板壁』『レンガ』に盛りだくさんのマチエール。
油絵ってこんなに自由で、そして表現の方法がたくさんあるんだな、と
油絵がとても楽しくなること間違いなしです!
もっと詳しくご紹介したいのですが‥
きっとこれからご購入される方のお楽しみにここまでにさせて頂きますね。
お楽しみの最後のページ『色彩と技法のギャラリー』もとても素敵ですのでじっくりご覧ください。
『小屋哲雄作品集』と『アトリエヒュッテ会員の作品集』がとても素晴らしいです。
こんな風に描けたら‥!と憧れます。
憧れを目指して‥あと数回にわたって、実際に哲雄先生の本を読みながら
油絵を描いていきますのでこちらもまた紹介させて頂ければと思います。
トキのインスタグラム
http://instagram.com/aumi05