シーサーの大モチーフ、Oさんの油彩画F12号です。
全体に薄塗りで仕上げましたが流石の力量で、とても「見せる」作品になっていると思います。
全体的な色調も柔らかめで、とても魅力があります。
画面上部と右側の茶色が画面全体を引き締めていますね。
女性シーサー。
ぐっと口を結んだ感じがよく出ています。
体全体の量感もずっしりと出ました。
男性シーサー。
表情が険しく、雰囲気が出ています!
こちらは女性シーサーと比較して、やや平面的な表現になっています。
そのバランスが面白いです。
右下に入ったサインも繊細ですね。
日付けも入っていて、いつ描いたかすぐわかるし、その数字も絵の1部になっています。
木彫り果物の鉢も細かい描写です。
全体感もしっかりと把握できたと思います。
バックの布の模様ともよく合っています。
布の質感まで感じる描写です。
カンヴァスの布目がそのままモチーフの布の、布目に転化された表現です。
色も和風な感じが出ました。
布の折れた感じも綺麗ですね。
上部の茶系色が画面全体を引き締めています。
巻貝2種類もとても細かく、繊細な描写で、Oさんらしいです。
煉瓦もさりげない表現で、でも主張もしています。
今の「クラシックカーの大モチーフ」F12油彩画も楽しみですね!