前回の大モチーフの油彩画のご紹介です。
N中さんの作品です。
バックの布は全面的に改定し、N中さんの世界観で処理しました。
全体の発色の良い青系色彩が、茶系の多いモティーフ達とお互い引き立て合っています！
とても緻密な構成です。
ペルー人土人形です。
ざらっとした絵具の表情が土っぽい感じをより強調しています。
顔の雰囲気も良いですね。
花にも色の幅があります。
花の白が画面が重苦しくなるのを防いでいると思います。
ラッパ型の構造はもう少し出てもよかったですね。
家の中には遊ぶ子供たちとお祈りをする大人がいます。
象徴的な表現です！
家の黒壁にも色幅があり、影に煉瓦の色が映っているのも効果的ですね。
屋根は実際とは異なり、板チョコレートのような区分けにしました。
窓の矩形と反応しています。
愛らしい表情のフクロウです。
視線までしっかりと描けました。
青の影も魅力的です。
回りの踊るような人間たちの表現がN中さんならではだと思います。
パキスタンの刺繍を、まるでフレスコ画のように展開していますね。
カンヴァスの目も綺麗に出ています。
独特のサインも流れるように描きました。
白い布にも川の流れのような明暗があり、ダンスのようなリズム感を感じます。
毎回新鮮な視点で制作するN中さんの油彩作品、今後も楽しみですね！
油彩画
