サトコさんの新作油彩画のご紹介です。
第8回アトリエヒュッテ展にも出品されたのでご覧になった方も多いかもしれません。
白百合と青銅の花瓶、リンゴ、桃、オレンジの布、煉瓦のバックのモチーフをフォーヴィズムの手法で描きました!
花は原色を多用しマティエール豊かに仕上げました。
花びらを囲む輪郭線と花びらの斑点がリズミカルです。
花瓶にもさまざまな色彩で、装飾などをポップに表現しています。
バックの煉瓦には粗めの砂などのマティエール材を使い、自由な色彩とリアル煉瓦の肌合いを混在させています。
点・線・面のダンスを見ているかのようです!
煉瓦と煉瓦の隙間の表現も面白いですね!
砂絵の具に薄く溶いた絵具を染みこませた技法が色彩に幅を持たせて面白いです。
リンゴはフォービズムとキュビスムが合わさったかのような描写です。
良い形を選びました。
蔕も堂々としていますね。意外に重要な要素です。
桃はあえてリアルに描きました。
その曲線が布の幾何学的模様と合っています。
“SATOCO”のサインもデジタル文字の様で面白いです。
ところでこの作品はこのように側面にも描かれています。
展示では額に入っていましたがこのように作品そのままで飾るのもとても面白いと思います。
サトコさんの工夫が光る1枚になりました!
油彩画