さて金魚すくいモチーフもぞくぞくと完成作が出ていますが・・・これはシブイ!K林さんの水彩画です。何がそんなに渋いのかというと、茶色のボードを使用した所なんですね。この夏モチーフと茶色ボード。一見合わなさそうですが、なんとこれが実に上手くマッチするのです!
例えばこの紙風船。茶色の下色が透けて見えて、影がより自然に感じられます。描いた陰影とはまた別の魅力ですね。煉瓦の茶色に下色がさらに幅を与えているのはいわずもがなです。
こういう感じです。茶色の花瓶もなんのその!ボードの茶色と紙の荒い目がアクセントになって、しっとり感倍増ですね。
「金魚」の文字も面白いですね。白枠が文字を強調し、ボードの色が文字全体に深みを増します。
「きんぎょ」「金魚」「水紋」・・・・すだれの線も味があります民芸チック!(笑)
ほおづきのバックは茶色ボードそのものの色でより純粋な表現になりました。こういうボードの使い方もあるんだなあ、と発見の一枚でしたね。完成おめでとうございます!