第3回アトリエヒュッテ展で入口正面の大作を描いてくれたユウジさん、今回はデッサンです。この素晴らしい作品をご覧下さい。大変に魅力のあるデッサンです。木の椅子に静かに腰掛けたジョヴァンニ、その背後にはチェックの道が延々と・・・バックの黒はうねりにうねって、もはや闇です。「も・の・が・た・り」のあるデッサンですね!
流石の描写力です。ジョヴァンニの悲哀が表現されています。黒光りする鉛筆の魅力満載ですね。”鉛筆と画用紙でここまで描けるんだ??”と、他の生徒さんも絶賛!!
いろんな質の布で出来た服を着ている操り人形ですが、その質の描き分けがすさまじいですね。胸の張り、量感も完璧と言っていいでしょう!手の表情にも注目!
足と靴の存在感もいいですね。レースの表情も大変美しいです。床のチェック模様もリアルです。
これがそのチェックですね。1マスごとに表情が微妙に違うんですよ。白と黒の対比もバッチリです。
そうして、そのチェックが延々と・・・・・・・・・・気が遠くなる描写です。
由里子先生談「細か??????い」
最後は闇に呑み込まれて行きます。どこから来て、どこへ行くのかドン・ジョヴァンニ・・・!!デッサンもタブロー以上の作品になる事を証明した絵画ですね。さすがはユウジさんです。次回作も期待しましょう!!