第57回と58回の演習コースのテーマは「『都市』をテーマにしたオブジェを作り、絵画化する。」です。
配布モチーフは紙粘土・粘土板・粘土ヘラ・水用ボウルです。今回の目的は、与えられた紙粘土を使って、「都市」をテーマとしたオブジェを制作し、作ったオブジェをモチーフとして絵画を制作します。
立体と平面で、同じ価値になるように制作し、その作品としての在り方を考察するのが狙いです。
最終的にはご自身で、展覧会をイメージした作品のセッティングもして頂きます。
今回、大変質の高い作品が揃いました。この課題は最終的には演習生達に作品のセッティングまでして頂き、それをみなさんで鑑賞するのが狙いです。ですのでこのブログでも、「WEB 作品展覧会」という方式に致しますのでこのブログをご覧の皆さんも観客となり、じっくり作品を鑑賞して下さい。又、コメントやメールでご意見等頂ければ嬉しいと思います。
1番はきなこちゃんです。喜納祐子作品、2つの作品の展示風景です。それぞれにタイトルをつけ、技法、作者名も書かれたキャプションを用意しました。
喜納祐子”Side B 不可思議な都市” 雄大な都市と人物の関係がリアルな作品です。
喜納祐子”Side A 華やかな都市” ケースに入れた所に作者のセンスを感じます。
華やかな都市 ケース無しの状態。
様々な材質が見えます。
華やかな都市 上から見る。
中央に花のような形態。
色々な角度から楽しめる立体作品です。
華やかな都市 キャプション
不可思議な都市 キャプション
2番はマーちゃんの作品です。
川西昌子作品、ライティングもしてみました。
川西昌子 立体作品。
光と影も作品の一部です。
川西昌子 平面作品。
交錯する図像と色彩。色々なイメージが湧きます。
川西昌子 立体作品。
紙粘土造形の可能性を感じる作品です。
川西昌子 立体作品。
上から見る。都市の造形としてシンプルです。
スクランブル交差点の造形が綺麗ですね。
3番はマムマムさんです。
塚本晴美 立体+平面作品。
非常に高度な作品です。
どこに出してもいいレベルです。
塚本晴美 立体+平面作品。
立体の台座の意味も兼ねているカンヴァス。
塚本晴美 立体+平面作品。
反対側から。
塚本晴美 立体+平面作品。
右側面から。カンヴァスに描かれた手がキューブを握っています。
塚本晴美 立体+平面作品。
奥行を感じます。
塚本晴美 立体+平面作品。
上から見る。
塚本晴美 立体+平面作品。
このオブジェをモチーフに描いた絵が平面部分に描かれており、さらに作品の説得力が増しています。
モノクロで描かれているのも良いですね。
塚本晴美 立体+平面作品。
手の描写も見事です。
立体キューブに少しだけ指が描かれ、キューブをつまんでいる感じが出ています。
手はカンヴァスの側面にも描かれました。
塚本晴美 立体+平面作品。
まるで陶器のような表情です。
塚本晴美 立体+平面作品。
下部のキューブと本の頁がめくれたイメージ。
塚本晴美 立体+平面作品。
この薄さの紙粘土を細工するテクニックが凄いです。
4番はサトミちゃんです。
河野智美「循環」。
都市の循環がテーマです。高度な表現です。
私には、古代文明の建造物の柱をクラインの壺の様にねじった形態にも見えます。
そう見ると回りの台座の球はオーパーツのようです。
作品鑑賞会&ディスカッションも大変盛り上がりました!
非常に成果のある演習だったと思います!
さて次回の第59回演習コースは初の野外演習になります。11月3日(金・祝)開催です。
ご興味のある方はお問い合わせください。
※当日雨天の場合は11月4日(土)18:00から、教室での開催になります。
演習コース
今回は、コメントだけでの演習参加です。きなちゃんの造形、混沌としてますね〜。混沌から何が出てくるかワクワクします。こころのなかはどうなっているんだろう、覗いてみたい。
まーちゃん、造形向いてそう。素直すぎるけど、、、
マムマムさん、もう頭が下がります。平面と造形の構成はなかなか思いつかないし技術も一級品。グループ展やりたいそうですが、小さなスペースで個展出来ますよ。度胸と、小屋先生のバックアップ引き出して下さい。
さすが、サッチャーさん、これ、金属にしたらどこの公募展でも入選ですよ。作品名つけましょうね〜。
わたし、消えなくちゃ、、、、、