第36回演習コースは2回シリーズで、「配布された貝から自由に発想し、貝を使ったロゴを考えてデザインし、そのロゴの入った絵を描く」です。
本日は配布された貝を色々な角度からスケッチしたりして、ロゴを考えて頂きます。
この2回シリーズの課題の間に、例の東京オリンピック2020のロゴ盗作疑惑が話題になり、ニュースなどでロゴというものをとても身近に感じられた方も多いかもしれませんね(笑)。
さて参加者の皆さん、早速スケッチに取り組んでいます。
きなちゃん、巻貝を合わせたデザインを考えています。
大胆な発想です。
スズキさんは色々なアイデアをどんどんクロッキー帳に描いていますね。
マーちゃんも「沖縄」をサブイメージにして、貝の特性と合体させることを考えている様です。
マムマムさん、貝の行列を作ってそこからイメージを広げようとしていますね。
浮世絵の世界観も参考にしたいそうです。
きなちゃん、貝をアルファベットの形に並べました。
それではディスカッションの始まりです!
きなちゃんは巻貝の渦巻きをソフトクリームの渦巻きにたとえて、ロゴデザインの基盤に使いました。
こちらは、”I C”の文字です。アイスクリーム(Ice Cream)の頭文字です。
貝を並べて文字を作るという発想は単純なようで奥深いです。
イメージとしては「海の世界観」を元にしています。
巻貝のアップを描き、一見、貝には見えないようにする工夫もしていますね。
ポイントとしては、巻貝の形とソフトクリームの形に類似性を持たせたのは良いのですが、最終的なロゴが貝ではなくソフトクリームのロゴになってしまう危険性があるのでその点注意が必要です。
ご自身のコンセプトを発表するきなちゃん。
次にマムマムさんです。
浮世絵の平面空間に注目し、その平面性の中になら2次元の貝ロゴを入れやすいのではないかと考えました。
家紋も一種のロゴですし、和風な発想で魅力があります。
巻貝に蝶の羽が生えているなど、家紋的ですね。
戦国時代の旗印の様です。
ご自身のコンセプトを話すマムマムさんです。
スズキさんです。
アイデアがあふれていますね。
「面的と線的」のどちらの要素を強く出すかなど深く考えておられます。
ロゴ的にはゾーリンゲンのロゴと共通項があります。
気球の風船の1つが貝になっているなどシュールレアリスム的な発想も魅力です。
様々なアイデアで紙面が埋まります。
「海底深検社」の社名もついて、企業のロゴの様ですね。
海底風景の中に貝をイメージしたロゴが現れます。
ご自身のコンセプトを話すスズキさんです。
マーちゃんです。
沖縄の映画のワンシーン・サンゴ・雨なども貝と合体させてロゴのイメージを練っています。
ホタテのような貝とサンゴのバランスは面白いですね。
ご自身のコンセプトを話すマーちゃんです。
「まず絵が来て、それからロゴを考える」という方法を駆使されました。
さて次回第37回演習コースは9月12日(土)17:00からになります。
「配布された貝から自由に発想し、貝を使ったロゴを考えてデザインし、そのロゴの入った絵を描く」2回目です。
当日までにできるだけロゴと、ロゴの入った絵の制作を進めておいて下さいね!
演習コース