5月10日に開催しました「第24回演習コース」の様子をご紹介します。
本日は前回第23回の続きになります。
カトちゃんは本日2回目からのご参加です。
心機一転、、「映り込んだ、ゆがんだ世界を描いてみよう」にチャレンジです!
配布された銀色の紙を自由に扱って、そこに映るものをデッサンあるいは彩色画で表現するのが今回の課題です。
銀色の紙を円筒形にして、スティックのりを映して観察し、制作スタートです!
マムマムさんは先月から本日までかけて、前回のアイデアエスキースを元に油彩に描き起こされました。
素晴らしい完成度で驚きました。
本日、仕上げになります。
様々な映り込みを絵画化するカトちゃん。
抽象と具象の、双方の要素が入り込んでいます。
ご参加のお2人、参加人数が少ないので、ゆったりとリラックスして制作されています。
カトちゃん、全体の構想が固まったようですね。そろそろ完成の段階です。
それではディスカッションの始まりです!
マムマムさんの油彩です。
前回の演習コースで作ったモチーフと自作のガラス器を中心に置いて、知的な光が拡散して広がる作品になりました。
エッシャーの図版も参考にしています。
光の球体から球形の光、”LOVE”の文字が発生していますね。
まるで水晶球のような神々しい光を放っています。
銀色の中に様々な色彩を感じているのもいいですね!
本の一部分が拡大されていて、そこに物語性のある意味を感じます。
文字表現も素朴な感じですね。
家の一部も拡大されています。
マムマムさんのイメージとしては、資料のエッシャーの作品のような凸レンズの様にしたかったとのお話でした。
でもこれで表現としては充分です!
筆記体のようなデザインのLOVEが、自由に空を飛んでいます。
マットな油絵具の表情と合っています。
透明感のあるグレーも下地の青と相性がいいですね。
左下にある小さい球の中にもモチーフがあります。
画面下部も充実した作品になりました。
立方体の影の色にも幅がありますね。
マムマムさんのモチーフです。
画面と比較すると分りやすいですね。
マムマムさんの作品に対し意見を述べるカトちゃん。
今後の展望を語るマムマムさん。
これからの一般クラス作品&演習コース作品の展開が楽しみです!
カトちゃんのドローイングです。
本日の2時間で完成させました。
この集中力は凄いと思います。
スティックのりを色々な位置や角度から銀紙に映して、その様々な変化を同時に画面に描き、「花」を表現しました。
4月に開催した由里子先生の個展の作品がヒントになったとの事です。
その吸収→創作の意欲が現れた作品になりましたね。
ある意味、正統的な演習コースの作品になったのではないかと思います!
制作時間を考えて、あまり複雑なモチーフを映しての描写は間に合わないので、シンプルな円筒形のスティックのりに決めたと、明快にお話しされました。
作品について、意見を述べるカトちゃん。
久しぶりにご参加の演習コースでしたが、伸び伸びと描き切りました。
発想がよかったですね。
どのようにモチーフを映したのかも実演して下さいました。
これは分りやすいですね。
さて次回、第25回演習コースは6月7日(土)17:00からになります。
ふるってご参加ください!ご希望のお方はお早めにご予約をどうぞ!
演習コース