サヨさんの新作、大きな縄付き壺の油彩画です。以前からこの壺を描いてみたかったと仰るだけあって、嬉々として毎回制作されていました。この輝くような青と紫、黄と緑の原色の発色がそれを物語っていると思います。縄も丁寧に描いて質感に幅を与えました。
壺の口部分をじっくりと丁寧に表現しました。金と青の関係が崇高で宗教画のような存在感がありますね。横綱のような綱も立派です!
壺に入ったプリミティヴな文様と、房になった縄の関係がとても綺麗ですね。黄色い布の表現にも深みがあります。
布の質感もきちんと描写しながら、台上の抵抗感も出ています。これは、デッサンの領域ですね。壺の絵具にはかなりの厚みが付いているのが分かります。
サインも丁寧に描きました。画面の一要素になっています。油彩のテクニック的にかなり上達したサヨさん、只今制作中の天使の大モチーフの油彩画もその展開が楽しみです!
油彩画