川上さんの新作パステル画のご紹介です。
B3サイズ有色ボードに長い時間をかけてじっくり描きました。
複雑なモチーフとバックを根気強く描かれた態度が大変立派だと思います。
ここまで描き込みますと、油彩画に負けない迫力がありますね。
大きなバラと小さいバラです。
バラの雰囲気をしっかり捕えて描きました。
花びらの厚みも巧みに表現されていますね。
葉の緑がいい効果を生んでいます。
木の籠に入った巨峰です。
乾いた木の感じと瑞々しい葡萄の対比が綺麗です。
下の煉瓦も硬さなどよく出せました!
木彫り風西洋梨です。
彫ったような硬さが出ています。
パステルでの色の重ね方が丁寧でいいですね。
ドラクロアなども油彩画制作の合間にパステル画を多く描いていますが、重厚な絵画とラフスケッチの両方の要素を併せ持つのがパステル画だと思います。
紫布も発色が良いです。
バックの石壁が立体的で、この画面をとても引き締めています。
丁寧に何回もパステルを重ねて描いて、石壁の魅力が出ていますね。
石と石の隙間の壁も手を抜かずに描き込みました。
壁の影の色もとても綺麗です。
これからの川上さんの作品が楽しみです!
パステル画