Isatomoさんの素晴らしいデッサンが完成しました!
大きなジョッキの大モチーフです。
ここまで質の高いデッサンはなかなかお目にかかれません。
前回、同じモチーフを鉛筆デッサンで表現し、今回は木炭デッサンです。
いろいろな素材でデッサンを追及することによってデッサンを究めようとする熱意が感じられます。
物もよく描けていますが、なにより空間が綺麗ですね!
大きなジョッキの描写、木炭の調子の幅を生かして描いています。
木炭紙の目を上手く利用していますね。
やや白っぽく見えるかぼちゃも立体感が豊かに出ました。
植物とバックのインドネシア装飾布の距離感が出ているので、両者の関係がスッキリしていて見易いです。
葉の輪郭に効果的なアクセントが付いているので空間に張りが出ましたね。
台上の装飾布は台の奥行きを殺さないように、控えめに描かれています。
そのため、かぼちゃにも安定感があります。
古い戦士の騎象像です。木炭ならではの発色で、時代がかったブロンズの雰囲気が出ましたね。
細かいディテールまで、木炭でよく描き込みました!茶色布の斜めラインも効果的です。
ナスカの金属製のお皿も、湾曲した形態と装飾を上手く組み合わせた表現になっています。
壁の調子もしっかり付けたので、壁にかかっている雰囲気も出ました。
インドネシア彩色木彫り面も、木そのものの量感を生かしながら装飾を描いています。
こういう表情は木炭の方が鉛筆より出やすいですね。
しっとりした調子の上にシャープなサインがとてもよく合っています。
ここまでのデッサン力をつけるには、かなりの鍛練と集中力が必要なのは言うまでもありません。
制作中のIsatomo会員です。背中に集中力オーラが漂っています(笑)。
これからのIsatomo会員の作品もとても期待できますね!
次回はイメージ絵画に挑戦のご予定です。
デッサン