デッサン

ゆかりちゃんの複雑な静物構成デッサン画・木炭紙大画用紙

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ゆかりちゃんの複雑な静物構成デッサンのご紹介です。
この作品は「平成26年度座間市民芸術祭『絵画展&工芸・生活美術展』」に出品されました。
木炭紙大の画用紙に鉛筆・木炭・水で溶いた木炭で描きました。
モチーフはリンゴ・新聞紙・ランチョンマット・布ですが、画面全体に水彩的な絵具の流した表情が入っていて、空間をとても入り組んだものにしています。
それでいて見にくくはなく、ぱっと見にシンプルな画面になっているのがさすがの力量です。
 
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リンゴの濃い赤の表現に更に水彩的な流しを加えて充実した表現になりました!
お皿の模様や葉の描写も発色が良いですね。
 
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いろいろな種類のリンゴがお皿に乗っているのが分ります。
鉛筆のタッチと絵具の飛沫の関係性が面白いです。
 
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折れ曲がった新聞の文字がリアルです。
細かい新聞紙の明暗までしっかりと観察し描写しています。
 
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ランチョンマットの柄は鉛筆のラインを上手く使っています。
葡萄の粒の黒さで画面が引き締まります。
 
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葉のまわりの輪郭はニードルで削って出しているかのような物理的な線です。
デッサンの力量があってこそ可能なテクニックです。
 
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葉のアップです。
非常に複雑な描写が更に何層にも重ねられているのが分りますね。
絵具の飛翔もとてもコントロールされています。
 
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ランチョンマットの紐もすごくリアルですね!
シャープな長いタッチに勢いがあります。
 
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意図的に淡い調子で描いた葉が、葡萄の黒を引き立てます。
独特の画面構成能力です。
 
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画面右下にふなっしーのキャラクターがいますが、主体をこれだけ徹底的に描いているのでそういう遊びにも説得力が出ています。
ここまでの構成力・描写力は流石ですね。
これからの、ゆかりちゃんの作品に大いに期待できます!

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