ゲスト作品紹介

恵理ちゃんの上野の森美術館第19回「日本の自然を描く展」入選作「手風琴」!!

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さて現在、上野の森美術館では第19回「日本の自然を描く展」が開かれておりますが、今年も見事自由部門にて入選を果たされた恵理ちゃんの作品「手風琴(てふうきん)」をご紹介します。もう何回かこのブログでもご紹介していますが恵理ちゃんは私が講師をしている新宿M絵画教室の生徒さんです。ヒュッテで人物モデルをして頂いたこともあります。この作品はアコーディオン、アコーディオン弾きのパイプ人形、パプリカを格子模様の布にセットしたもので、更にバックには3つの風景を構成したという野心作です。サイズはF10ですね。

 
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斜めから見るとこんな感じの画面です。額もよく合ってますね!

 
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パイプをくわえてアコーディオンを弾く人形です。砂漠からやってきた感じの演出のため砂が散っています。足元まで砂が点々

と・・・

 
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これが人形の旅してきた砂漠です。足跡がリアルですね。砂の質感はシェルマチエールの一種で作りました。こういう工芸的な表情もこの絵に実にマッチしています!

 
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パプリカの黄色の中の色の工夫、アコーディオンの鍵盤など実に拘ってよく描きました。左のバックは中世の教会回廊ですが、螺旋状の形態の柱が画面に動きを与えていますね。赤い格子布の一部が青くなっているのもオシャレですねー♪

 
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アコーディオンの蛇腹部、微妙な質がよく出ています。セルロイドの光沢も綺麗ですね。その上にはイタリアの風景が広がって、私たちの目を雄大な世界に案内してくれています。

ますます磨きがかかった恵理ちゃんの絵画世界が堪能できる1枚です。これからの発展が凄く楽しみですね!!

 
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展示風景です♪

ところで「手風琴」とは、アコーディオンの事ですね。それについてちょっと面白いHPがありましたのでよかったらご覧下さい。

http://www.ylw.mmtr.or.jp/~tkouji/tefuukin.html

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