特別授業紹介

アートラボはしもとワークショップ広場 バラからイメージを広げる抽象画講座

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

抽象画がよくわからないという方、もっとよく知りたいという方の為に、相模原市の美術研究機関「アートラボはしもと」から依頼をうけ、特別抽象画講座を2014年11月29日に開催致しました。
当日、ご参加の皆様に造花のバラとコップをお配りし、まずバラを普通にスケッチをして頂いた後、そのスケッチとモチーフを元にバラの抽象画を制作して頂きました。
画材はボードに色鉛筆、アクリル絵具、水彩絵具です。
 
20150213_03_01
鈴木美晴作品 
 
バラをダイレクトに捕えました。
花びらの色の変化が面白いですね。
葉っぱはもう一工夫欲しいです。
 
20150213_03_02
小北美鈴作品1作目
 
斜線でバラ全体を捉えたところに魅力があります。
ふわっとした空間が綺麗です。
 
20150213_03_03
小北美鈴作品2作目
 
葉っぱに使った線が劇画の効果線のように、バラが輝いて見えますね。
 
20150213_03_04
喜納祐子作品

バラ全体を面白く解体したのが魅力的な作品になっています。
地と図の関係がリアルな作品です。
 
20150213_03_05
喜納祐子完成作品
 
喜納さんは自宅で続きを描かれました。
密度が出て、見応えのある作品になりましたね。
完成度が出ました。背景の色彩と線が主張しています。
 
20150213_03_06
田尻佳子作品
 
ピンクのハート型にバラを変形させました。
葉を表現した円形も綺麗な、面白い作品です。
地の肌色も効果的です。
 
20150213_03_07
川西昌子作品
 
幾何学的な形の薔薇でまとめ上げました。
スピード感もでてインパクトの強い作品になりました。
 
20150213_03_08
田所哲夫作品

何かの図面のような、機械的な雰囲気のある作品です。
棘や葉を三角形に還元したのが面白いです。
 
20150213_03_09
小柴彰弘作品

ダイナミックな構成で描きました。
バラのイメージから、やや離れましたが、このくらい大胆でも面白いですね。
 
20150213_03_10
佐竹宏樹作品
 
アクリル絵具で描きました。
バラの本質だけ取り出したような、奥深い作品ですね。
カラフルなバラをあえて限定色で描いたのも面白いです。
 
20150213_03_11
伊藤隆夫作品

バラで出来た家のような作品です。メルヘンを感じます。
 
20150213_03_12
落合けいこ作品
 
画面に点を取って、点同士を結んでバラにした作品です。
発想が大変ユニークですね。
 
20150213_03_13
石同琢己作品

作者はよく画廊巡りをされ、いろいろな絵をご覧になるそうです。
楕円のフレーム状形態にバラを配置するなど、世界が広がりますね。
コップの表現にもう一工夫したい所です。
 
20150213_03_14
大沼泰隆作品

バラというより菊に見えるとご本人が講評会で言われましたが、そこも面白いユニークな作品です。
葉の形も不思議です。
構図も面白いですね。
 
20150213_03_15
大川内博明作品
 
コップの底からバラを見るという設定です。
回りの空間にもう少し描き込みができると尚いいですね。
 
20150213_03_16
押田むつよ作品
 
宇宙を表現したかのような、壮大な作品になりましたね。
 
20150213_03_17
井上清美作品

バラを解体した作品です。
ここで終ると、ただ解体しただけになってしまいますので、ここからどうするのかが問題ですね。
 
20150213_03_18
田辺ゆうき作品

作者は中学生です。
柔らかい感性が迸りました。
構図の選び方が良かったと思います。
できたら続きを描いて、また見せてほしいです。
 
当日の制作・講評風景はコチラ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*