KAN林君の新作油彩画です。銀と黒のストライプの入った猫の木彫りと花、花瓶です。独特の色彩感覚とマティエールで、とても魅力的に仕上がりました。ここまで厚塗りをしてもうるさくないのは感覚的に画面の処理が成されているからでしょう。お見事です！
まるで彫刻したかのような、レリーフのような猫です。ナイフで絵具を細かくのせています。明暗の差も出ているのであまり平面的にもならずに、ギリギリの線でバランスがとれています。
花と葉っぱも面白い表現です。花のラッパ型の基本的な空間はもう少しあっても良いでしょう。葉の緑の色幅はデリケートですね。バックのカーテンも面白い絵の要素になっています。
陶製の花瓶にもあと一歩陶器の質感が欲しいですね。布の表情も凝っています。センスの面白いKAN林くんの油彩画は来年も楽しみです！
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