演習コース

第4回 演習コース(2012.5.12開催)

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第4回 演習コースを5月12日に開催しました!今回は、先月の第3回との2回シリーズです。「画中鏡(絵の中に描かれた鏡)」の表現について考えて、自分でもその内容で絵を描くというテーマです。この約1ヶ月の間、発想を練って、制作もして頂きましたのでまず本日は最初にその途中段階の作品とコンセプトを皆さんに発表して頂き、ディスカッションを行いました。まずはトミーさんからです。面白い構図の作品になってきていました。
 

姿見をみてお出かけ前の支度をする女性全体が鏡に映っているという凝った構成になりました。
 

N中さんもかなり描いてこられました。随所にキュビスムの表現も入った面白い作品になっています。油彩とアクリルの混合技法です。
 

とても魅力的な構図ですが中央の柱と左下の緑の手にもう一工夫必要ですね。
 

スズキさんです。完成度の高い作品です。重層的な鏡の世界が展開されています。精神的にも深い作品だと思います。
画材は油彩・テンペラ・アクリルを使用され、銀箔も貼っています。
 

見る人によって色々な解釈が可能な作品ですね。ちょっと江戸川乱歩みたいな、幻想的な世界も感じます。
 

前回出られなかったストーンさん(左)は参加者のお話にも刺激を受け、これから発想を出します!じっくり考えるのはお得意ですね。
 

N中さん、中央の柱やその他のディテールに手を入れていきます。
 

トミーさん、柔らかい色彩から丁寧にのせ始めました。
 

ストーンさんは、教室の空間を利用するところから始められました。着眼点が確かで、展開しやすいと思います。
 

スズキさん、とても没頭して描かれていますね。ご自分で”DUO”をご用意されてきました(水溶性油絵具です)。
 

後20分で最後の講評&ディスカッションが始まるというところです。集中されていますね。
 

後半のディスカッションもトミーさんからです。全体に色彩が入りました。とてもポップな雰囲気になっています。
 

黒猫の鏡の映り方が面白いとのご意見も出ました。全体の構成がとても綺麗な作品ですね。
 

N中さん、本日工夫をした部分の説明です。主に柱と手です。
 

スズキさんがN中さんの画面に対して意見を述べます。的を得た意見でした。
 

本日最初の段階(画像4)に比べて中央柱や手にかなり変化が出たのが分かりますね。
 

スズキさんです。顔の表情が入って雰囲気も変わりました。タイトルは「透けた鏡」です。かなりの完成度ですがもう少し描き込みたいとのお話でした。重層的絵画空間が広がる作品です。技法的にはハッチングがとても綺麗です。
 

ストーンさんも面白いアトリエ空間になりましたね。壁の鏡の表現が楽しみです。後日、油彩画で描きたいとのお話でした。
 

ゆりこ先生もディスカッションに参加です!今回も大変盛り上がりました。「画中鏡」の作品は色々と展開できて研究するには面白いテーマですので、是非また機会を見つけて新しい作品にも挑戦して頂きたいと思います。次回演習コースは6月2日(土)17:00-19:00での開催です。参加ご希望の方はお早めにお申し込み下さい!

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